vereinsbonのブログ

スイス在住15年以上。こんなに長く住むことになるとは思わず、日本帰りたい葛藤を抱えながら、老人ホームで働く元ナース&二児の母の呟き。

老人施設での看護と介護

日本でいう看護師、准看護師と介護士、または看護助手に当たるようなスタッフと、看護、介護の学生でチームがなりたっていて、看護師の中に、自分が担当の入居者の介助を介護士にふってくると、若い介護の子たちが文句を言っているんだけど、これも、日本で看護をしていた身から言わせてもらうと、まあ、いいんじゃない、と思う。

特に、今は安静で、終末期とか、介護が大変な入居者も少ないので、勤務終了時間より前に仕事が終わることが多い。日本じゃ考えられないんじゃないかと思うけど。で、看護スタッフは、翌日の準備だとか、医者や家族との連絡、病院の受診の調整、薬の管理、看護計画の見直しなど他にもやることはあるので。介護は介護で、時間があるなら、入居者ともっとコミュニケーションを取りながら、ゆっくりと着替えを手伝ってあげたりもできるかと思うけれど、特に若い旧ユーゴスラビアの子たちは(これって、人種差別だけど、ほんと違いがある。日本人は歓迎されることが多いと思う)、さっさと終わらせて、休もう、みたいな。で、詰所なんかで雑談してると、そりゃ、仕事ふりたくなるよね、と。

もちろん、日によって、スタッフが少なかったり、病欠者がいてキツキツの時もあるけど、時間外になることはまずない。日本の介護施設は本当大変と聞くけど、病院でしか働いたことがないので、実際どうなのかはわからないけど、絶対、海外の労働条件のもと働く方が楽だと思う。これも、まあ、多少施設にもよるのかな。老人のガタイが大きくて、小さな私には介護が大変ってことはよくあるけど笑